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福島県郡山市は市内の富久山、河内両クリーンセンターに搬入された廃棄物から不適正なものを検査する「展開検査装置」を初めて導入した。従来、手作業で行っていた違反ごみなどの確認を効率化し、ごみの減量を推進する。
両クリーンセンターに持ち込まれるごみの中には、正しく分別されていない資源物となる紙類、ペットボトル、空き缶や産業廃棄物などの違反ごみが混入している。これまでは職員の手でごみを広げて検査していた。違反物の搬入が確認され、持ち主が特定できた場合は本人へ指導するなどの対応を行っている。
導入した装置では、コンベヤーの移動によりごみを広げ、ゴミピットへ移送する。台が動くことで塊が自動的にばらけ、分別されていないものが分かりやすくなる。
職員が装置のそばに立ち、目視で分別が必要かどうかを見分ける。これまで約10人で行ってきた作業人数を半減できる見込み。職員の負担軽減や作業効率の向上を図る。
今月中旬から本格的な運用を始めた。両クリーンセンターに1台ずつ設置している。市資源循環課の佐藤伸治課長は「クリーンセンターがごみ減量への『最終ライン』となる。削減に向けてしっかり検査し、正しい分別を促していきたい」と話した。
市の2023(令和5)年度の市民1人1日当たりのごみ排出量は、全国62中核市の中で最も多かった。最下位は4年連続。(郡山版)

