福島のニュース
新常磐交通(本社・福島県いわき市)は一般路線バスのダイヤを4月1日から改正する方向で検討を進めている。改正するのは全て平日の便で、30便を減便、1便を廃線とし、代替ダイヤとして3便を新たに設ける。利用状況を踏まえて利用者数が比較的少ない便を対象とし、通勤や通学への影響を最小限にとどめる方針。
22日に市内で開かれたいわき都市圏総合都市交通推進協議会で高野康央社長が明らかにした。前後の時間帯でダイヤを統合・集約したり、徒歩や他の便による迂回など代替の移動手段を確保したりできるダイヤを中心に減便した。発着時間などの詳細は、現在、周辺の学校などと協議を重ねているという。
同社によると、廃線予定の「平―大利―榊小屋」線は、利用者がいない状態が続いている。同路線は2月に開催予定のいわき都市圏総合都市交通推進協議会で廃線の可否を協議する。承認を受けた後、他のダイヤ改正と合わせて2月下旬にも東北運輸局福島運輸支局に申請する予定。
同社は運転手不足、物価や燃料の高騰によるコスト増大などを背景に、収支改善や運行の安定化を図ろうと、昨年12月15日に運賃と一部のダイヤを改正した。運転手確保などの取り組みを進めているが、さらなる効率化を図るためには再びダイヤ改正が必要だと判断した。高野社長は「いわき市の公共交通を守るため、引き続き乗務員確保と利用促進に努める」と述べた。

