大野さん(泉崎中3年)が最優秀 全国中学生人権作文コンテストで福島県内初 難聴の母通し考えつづる

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法務省は23日、第44回全国中学生人権作文コンテストの入賞作品を発表した。福島県内からは泉崎村の泉崎中3年、大野結夢さんの「理解からはじまること」が最優秀の内閣総理大臣賞に輝いた。同県内の中学生が同賞を受賞するのは初めて。
受賞作は、大人になってから原因不明の難聴となった母について記した。大野さん自身が小学6年の時に母が福祉の学習で講話したエピソードを紹介し、「明るく元気な母」になるまでの葛藤を知った際の驚きをつづった。障害を持つ人が助けを求めることや、周囲が手を差し伸べることの難しさを考察。「健常者が障害者を助ける」という構図ではなく、「人が人を助ける」という考えが大切なのではないかと論じた。
受賞を受けて「こんなにすごい賞をいただけて正直驚いた。この作文を読んだ人が少しでも障害について理解を深めてもらえたらうれしい」と語った。
コンテストは法務省、全国人権擁護委員連合会の主催。次代を担う中学生に作文を通して豊かな人権感覚を育んでもらおうと、1981年(昭和56年)から実施している。今回は全国の6377校から72万1058人が応募した。
中央大会では都道府県大会の優秀作品89編を審査した。大野さんの作品は県大会で最優秀賞の福島地方法務局長賞を受けていた。