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福島県いわき市出身の女子プロゴルファー岸部桃子選手(31)は19日、同市勿来町の城北化学工業いわき工場を訪れ、社員と交流した。岸部選手はレギュラーツアー出場権を獲得して、ゴルフを通して東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から15年を迎える福島に、明るい話題を届けると誓った。
同社は2023(令和4)年から岸部選手とスポンサー契約を結んでおり、岸部選手は毎年工場を訪れている。岸部選手を高校時代から指導し、ツアー時にキャディーを務める場合もある横田英二さん(55)が同行した。
工場敷地内に設置されている運動施設に岸部選手が現れると、社員が拍手で出迎えた。佐藤敬明工場長のあいさつの後、岸部選手はパターやアプローチで社員と勝負するなどして交流を深めた。岸部選手から、ツアー時にキャディーが着用する、岸部選手の名前入りのキャディポンチョが贈られた。
現在、レギュラーツアー出場権のない岸部選手は「ステップ・アップ・ツアーで(出場権が得られる)賞金ランク2位以内を目指し頑張りたい」と抱負を述べた。震災と原発事故を富岡高2年生の時に体験してから15年を迎えることについて「復興の様子は、いわきに住む家族から聞いている。ゴルフで明るい話題を届け、福島を盛り上げることに貢献できたらうれしい」と笑顔を見せた。
昨年、ゴルフ雑誌社から、優れたレッスンに対して贈られる賞を受けた横田さんは岸部選手について「震災でゴルフをやめたりした人が多い中で諦めず、むしろ力に代えて頑張っている。応援してほしい」と話していた。(いわき版)

