【2026ふくしま衆院選】福島県内選挙区構図固まる 1区亀岡氏立候補表明保守分裂か 自民と中道全てで対決

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【2026ふくしま衆院選】福島県内選挙区構図固まる 1区亀岡氏立候補表明保守分裂か 自民と中道全てで対決

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2月8日投開票の衆院選は27日の公示を目前に控え、福島県内4小選挙区の構図が事実上、固まった。元自民党衆院議員亀岡偉民氏(70)=当選5回=の長男で無所属の新人亀岡偉一氏(37)が24日、後援会会合で福島1区への立候補を表明した。1区では同党公認で元県議会議長の新人西山尚利氏(60)が臨戦態勢に入っており、保守分裂選挙が不可避の情勢となった。ただ、自民支持層を二分する戦いを回避しようと候補者一本化を模索する動きが水面下であり、公示まで流動的な面が残る。全ての選挙区で候補者を擁立した自民と中道改革連合の対決を軸に、公明票や労組票などの行方が勝負の鍵を握りそうだ。■1区
無所属の亀岡偉一氏は24日に福島市で開いた父偉民氏の後援会会合で、支援者約300人を前に衆院選に臨む決意を表明。会合は非公開だったが、出席者によると、偉一氏は若さと情熱を前面に出して有権者に支持を訴えていく考えを明言したという。公式ホームページを開設するなど準備を整えている。
保守分裂選挙となれば、立憲民主党と公明党による新党「中道改革連合」の前職金子恵美氏(60)=当選4回=が「漁夫の利」を得る可能性が高いと自民関係者は懸念し、引き続き候補者の一本化を模索していく。党県連の鈴木智幹事長は保守系候補の競合への言及は避けつつ「西山氏の勝利を目指し、高市首相の政策の浸透を図っていく」と強調した。
立民出身の金子氏は2024(令和6)年10月の前回衆院選で、自民派閥裏金問題の政権与党に対する有権者の不満を取り込み、自民候補に約4万票差をつけた。ただ、昨年11月の福島市長選を巡って冷え込んだ立民県連と連合福島の関係が今回の選挙戦にどう影響するかが焦点の一つ。■2区
立民出身で中道の玄葉光一郎氏(61)=当選11回=と自民の根本拓氏(39)=当選1回=による前職同士の争いを軸に、共産党の丸本由美子氏(63)、参政党の大山里幸子氏(52)、無所属の遠藤雄大氏(41)の新人3人が絡む構図か。県内小選挙区で最多の5人による選挙戦となる見通し。
直近まで衆院副議長を務めた玄葉氏は高市政権への批判票を取り込みつつ、保守層の切り崩しを狙う。根本氏は復興相や厚生労働相などを務めた匠氏の長男で、玄葉氏に約3万票差で敗れた前回の雪辱を期す。大山氏は昨年7月の参院選での躍進を追い風に、無党派層や保守層などの取り込みを目指す。■3区
立民出身で中道の前職小熊慎司氏(57)=当選5回=に、自民の元職上杉謙太郎氏(50)=当選2回=が再び挑む。無所属の新人金山屯氏(85)も参戦する。
小熊氏と上杉氏の前回の票差は約2万8千票。小熊氏は有権者の多い地元・会津を固め、県南での上積みを目指す。上杉氏は元々の地盤である西白河と東白川を点検しながら、会津での支持拡大を狙う。公明票の行方も注目される。■4区
自民の前職坂本竜太郎氏(45)=当選1回=と立民出身で中道の前職斎藤裕喜氏(46)=当選1回=による再戦に、国民民主党の新人山口洋太氏(35)、共産の新人熊谷智氏(46)が割って入る構図か。互いに労働組合を支持基盤とする立民系の斎藤氏と国民民主の山口氏が競合する。労組票はどう流れるのか。
前回、坂本氏は元自民衆院議員の父剛二氏(故人)から引き継いだ地盤と党の組織力を生かし、斎藤氏に約7千票差で勝利した。■県内4小選挙区の立候補予定者(24日現在)◆1区西山
尚利
60
自民
新金子
恵美
60
中道
前(4)亀岡
偉一
37
無所
新◆2区根本


39
自民
前(1)玄葉光一郎
61
中道
前(11)丸本由美子
63
共産
新大山里幸子
52
参政
新遠藤
雄大
41
無所
新◆3区上杉謙太郎
50
自民
元(2)小熊
慎司
57
中道
前(5)金山


85
無所
新◆4区坂本竜太郎
45
自民
前(1)斎藤
裕喜
46
中道
前(1)山口
洋太
35
国民
新熊谷


46
共産
新※敬称略。衆院勢力順。左から氏名、年齢、所属政党の順。前は前職、元は元職、新は新人。丸数字は当選回数