【2026ふくしま衆院選】自民・高市氏 積極財政に理解を 中道・野田氏 暮らし最優先訴え 本県入り

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【2026ふくしま衆院選】自民・高市氏 積極財政に理解を 中道・野田氏 暮らし最優先訴え 本県入り

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衆院選が公示された27日、高市早苗首相(自民党総裁)と中道改革連合の野田佳彦共同代表が本県入りし、マイクを握った。首相は「責任ある積極財政」の是非、自民と日本維新の会による連立政権への信任を論戦の軸とするべく衆院解散・総選挙の意義を強調。野田共同代表は国民生活に直結する2026(令和8)年度予算の成立よりも衆院解散を優先した高市首相の政治姿勢を批判した。
首相は郡山市と二本松市で演説し、「責任ある積極財政」はこれまでの政策からの大きな転換だと説いた。行き過ぎた緊縮財政がデフレを引き起こしたとして「この流れは絶対、高市内閣で断ち切る」と積極財政に理解を求めた。日本は投資額が圧倒的に足りないと指摘し「官民による投資で安全と安心を確保し、成長につなげる」とした。
自維連立政権の枠組みについては「(与党で)過半数を割れば、潔く退陣する」と改めて宣言した。「日本を絶対に強く豊かにし、次の世代に引き継ぐ」と結んだ。
野田共同代表は福島市で演説した。衆院解散で2026年度予算の成立を後回しにしたことを批判し「暮らしを最優先にする『生活者ファースト』の政党が中道改革連合だ」と支持を訴えた。2年間限定の食料品の消費税ゼロを掲げた自民党公約については「言っているのは『検討を加速する』で、本当にやるかどうか分からない」と対決姿勢を鮮明にした。
自民党派閥裏金問題に関わった候補らを公認した判断を巡っては「政治とカネ問題への反省が見られない」と切り捨て、厳しい審判を下すべきだと有権者をあおった。■演説内容比較
高市氏
テーマ幅広く
野田氏
政権批判多く
高市早苗首相(自民党総裁)と、中道改革連合の野田佳彦共同代表の本県での演説内容を比較した。
高市首相は約16分間で、農林水産業をはじめ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興、候補者応援、国土強[きょう]靱[じん]化、責任ある積極財政など、幅広いテーマに触れた。
野田共同代表は約10分間のうち約3分の1を高市政権と与党への批判に使った。テーマを絞り、公認候補への応援や中道の政策などに重点的に配分した。