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福島県会津若松市の県立博物館は31日から、秩父宮妃勢津子さまが所有していたひな飾りを初公開する。鶴ケ城の天守閣郷土博物館が所蔵する勢津子さまゆかりの品も展示する。3月29日まで。
2024(令和6)年に県立博物館に寄贈された旧蔵のひな飾り一式を公開する。御殿の中にひな人形を配した「御殿飾り」と呼ばれる形式で、1929(昭和4)年に新調された。宮家の品ならではの最上級の素材と技術が用いられ、通常より小型のひな人形ながら極めて精緻な細工が施されている。「内裏雛」「五人官女」「犬筥」などが並ぶ。
鶴ケ城天守閣郷土博物館が所蔵する、勢津子さまお手製の茶わんなどを展示する。ひな道具研究家の川内由美子さんのコレクションも並ぶ。
勢津子さまは幕末の会津藩主松平容保の孫に当たる。昭和天皇の弟秩父宮雍仁親王と結婚され、戊辰戦争で「朝敵」とされた会津藩の名誉回復に力を注がれた。
県立博物館で関連イベントを催す。2月14日午後1時30分から、学芸員が「掌の美」をテーマに講座を開く。同28日、日本人形文化研究所長の林直輝さんが「雛人形の歴史と特徴―近代皇室の雛飾りを中心に」と題して講演する。いずれも無料で事前申し込み不要。
展示会は常設展の料金で観覧できる。一般400円、高校生以下無料。時間は午前9時30分から午後5時まで。月曜休館。2月23日は開館し、同12日と24日は休館する。問い合わせは県立博物館へ。

