GAP更新辞退37件、うち27件FGAP 福島県内新規20件なのに… 「国際水準引き上げ」理由14件

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GAP更新辞退37件、うち27件FGAP 福島県内新規20件なのに… 「国際水準引き上げ」理由14件

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福島県内の農産物安全認証制度「GAP」の取得件数は昨年12月末現在で403件となり、2024(令和6)年度末時点と比べ17件減少した。2025年度中には20件が新規で認証された一方で、37件の更新辞退があった。4日に郡山市で開かれた県GAP推進協議会で県が示した。
辞退件数のうち、27件は県独自の「ふくしま県GAP(FGAP)」で、この半数近い14件は2022年12月に実施された国際水準への引き上げを理由とした。従来基準で取得した認証の有効期限(2年)が切れる時期を迎えたため、例年より辞退件数が増えた。
高齢化による離農の他に、米価高騰により他の銘柄との価格差が縮まったとして、GAP取得が作付け条件となる県オリジナル高級米「福、笑い」の生産をやめたという理由もあった。
経営体ベースでも811から780に減っている。県は2030年までに1800経営体の取得を目指しており、新規取得者の確保やJAと連携した団体認証の推進に努める。■郡山で「チャレンジセミナー」
なすびさん、生産者と意見交換
農産物の安全認証制度「GAP」に理解を深める「ふくしま。GAPチャレンジセミナー」は4日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれた。ラジオ福島の番組「なすびの進め!GAP探検隊」に出演している福島市出身のタレントなすびさんと県内の生産者がトークコーナーでGAP取得の効果などに意見を交わした。
県とJA福島中央会の主催。生産者、学生ら約230人が参加した。トークコーナーではGAPを取得している社会福祉法人ひろせ福祉会(伊達市)の三浦正一理事長、上の山彩果園(郡山市)の阿部智輝さん、木野内ファーム(泉崎村)の木野内理社長が、取得した経緯やGAPの実践と工夫などを語った。
全国でGAPの普及・取得支援を担っているアースコーポレーション(岩手県)の菊地利正社長が「GAPを活用した産地づくりと取引拡大」をテーマに基調講演した。JA福島中央会の担当者がGAPのPR事業を紹介した。