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詐欺被害を未然に防いだとして郡山署は4日、福島県郡山市の郡山西郵便局(竹浪一雅局長)と、同郵便局の課長代理の安田さとみさん、主任の菅野瑛季子さんに署長感謝状を贈った。
同署などによると、1月6日午前、70代男性が同郵便局の窓口を訪れ「アラブにいる女性のために32万円を送金したい」と申し出た。対応した菅野さんは違和感を抱き、男性に聞き取りを始めた。男性は、約2カ月前に交流サイト(SNS)で女性と知り合ったと説明。女性からインターネット環境が悪いため、代わりに他者との取引をやってほしいと頼まれているとした。
男性は、女性から送られてくる英国の銀行のキャッシュカードを使って金を下ろし、取引代金を支払う予定だとして、「カードの郵送費として32万円が必要」などと話した。
詐欺を疑った菅野さんは安田さんに相談。安田さんは男性に日本では外国のキャッシュカードから金が下ろせない点や、女性のインターネット環境は悪いはずなのに、男性とは問題なく連絡がとれている点など不審点を示しながら説得した。男性は徐々に納得し、詐欺被害に遭わずに済んだ。
贈呈式は同郵便局で行われ、同署の七海暢一署長が竹浪局長、安田さん、菅野さんにそれぞれ感謝状を手渡した。竹浪さんは「年末年始ごろに詐欺被害に遭ったというお客さまの話を聞いていたので、局内全体で改めて気を引き締めていた」、安田さんは「菅野さんが報告、連絡、相談を徹底してくれたのが、詐欺被害を防げた一番の要因」、菅野さんは「お客さまとの会話で違和感に気付けた。今後も意識していく」と語った。(郡山版)

