福島のニュース
衆院選は8日の投開票まであと2日の最終盤に突入し、県内政党組織の集票合戦が激しくなっている。これまでの自公連立政権時代は与党が主に組織戦を強みとし、野党は無党派層や若年層などへの浸透で政権批判票の掘り起こしを狙っていたが、今回衆院選では立場が逆転しているようだ。自民党は「高市人気」を追い風に決起集会や交流サイト(SNS)で高市早苗首相(自民党総裁)を前面に打ち出し、中道改革連合は新党を組んだ公明党の支持母体や労働組合などの組織を引き締め、追い込みをかけている。
自民党県連は接戦区を「高市人気」で押し切ろうと中道候補の地盤に党執行部や閣僚を相次いで投入し、若年層や無党派層への食い込みを狙って攻勢を強める。6日は有村治子党総務会長を伊達市、7日は鈴木憲和農相を会津若松市に送り込む。SNSで首相の掲げる「責任ある積極財政」などを発信し、期待される政策効果の浸透を目指す。星北斗県連会長は高市首相の掲げる「日本列島を、強く豊かに。」とのフレーズが無党派層や若い世代の心に響いているとみて「この勢いで支持拡大を加速させたい」と述べた。
日本維新の会県総支部は政権与党として、自民候補を応援する際に比例で維新への投票を呼びかける。
中道候補を支援する立憲民主党県連は、最大の支持基盤である連合福島や、新たな連携パートナーとなった公明党県本部の組織力を頼りにラストスパートをかける。連合福島は傘下の労組を末端まで稼働させようと5日に福島市で総決起集会を開いた。公明党県本部は支持者に期日前投票の徹底を呼びかけている。距離の近い地方議員に加え、顔役である元参院議員の若松謙維、浜田昌良両氏らとも連携している。立民県連の宮下雅志幹事長は「連合福島傘下の組織などと一丸となって大接戦を勝ち切る」と意気込む。
国民民主党県連は6日に川合孝典党幹事長代行が4区に入り、候補者とともに支援労組などを回る。
共産党県委員会は原発推進に反対する姿勢を前面に出し、中道結成に戸惑う層への浸透を狙う。
参政党県連は街頭演説やつじ立ちを通し、政治に関心が薄いとされる層の取り込みを目指す。
社民党県連は県内10ある総支部を通じ「小選挙区は中道の前職候補、比例は社民」の訴えを徹底する。

