4~6月「ふくしまDC」朝や夜の企画充実 宿泊や周遊型観光促進 入り込み1600万人目標 福島市で記者会見

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4~6月「ふくしまDC」朝や夜の企画充実 宿泊や周遊型観光促進 入り込み1600万人目標 福島市で記者会見

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福島県内全域で4月から6月にかけて実施する大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」は、朝や夜の時間帯の企画の充実で宿泊や周遊型の観光を促進する。入り込み数1600万人を目標に掲げ、300を超える特別企画を繰り広げる。6日、実行委員会とJRグループが福島市で記者会見した。
昨春のプレDCを踏まえ、周遊型や宿泊を伴う観光にも力を入れる。早朝や夜間に企画を設定することで滞在時間を延ばし、地域への波及効果を狙う。只見川を和船で渡る「霧幻峡[むげんきょう]の渡し」の夜間運航、会津に根付く東山芸[げい]妓[ぎ]が夜の飲食店を訪問するキャラバン、郡山市の早朝のブルーベリー狩り、いわき市の石炭化石館ほるるの夜間イベントなどを展開する予定。
プレDCと同じく自然の恵み、食と酒、歴史と文化、体験と復興を柱に据える。福島県の漁業を後押しする企画も通して東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興が進む福島県の姿を全国に発信する。
会見には実行委員会会長の内堀雅雄知事、JR東日本の高岡崇執行役員東北本部長、下山貴史執行役員水戸支社長が臨んだ。内堀知事は福島県が誕生して150周年、震災と原発事故から15年を迎えることに触れ、「復興が着実に進んでいること、課題を乗り越えるために努力を続けていくことを見て、感じてほしい」と語った。県は宿泊費を割り引く「また来て。」割、観光企画への補助を通して誘客を後押しする。
誘客を促進するため、人気ゲーム「ファイナルファンタジー」のキャラクターが県内を旅する映像企画「ふくしまファンタジー」を展開する。会津若松市出身の山口隆さんがボーカル・ギターを務める「サンボマスター」がふくしまDCのテーマソングを担当することも明らかにした。■JR東と連携ローカル線で県内巡り
ふくしまDCの主な特別企画は【表】の通り。JR東日本と連携しローカル線を利用したイベントで県内の周遊観光を促す。
JR東日本は4月11、12の両日、磐越西線会津若松―郡山駅間で「SLしあわせの風ふくしま号」を運行する。本来は同線新津(新潟市)―会津若松駅を結ぶ観光列車「SLばんえつ物語」が2009(平成21)年以来、17年ぶりに郡山駅まで延長。黒煙を吐きながら春の福島を駆け抜ける。
浜通り約220キロを歩いて巡る「ふくしま浜街道トレイル」の一部区間を活用したハイキングを繰り広げる。復興の状況を確認しながら地域の魅力に触れてもらう。会津若松市の鶴ケ城などでは、侍文化を感じる祭り「會津SAMURAI
WEEK」を催す。