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甲府市で7日に行われた「明治安田J2・J3百年構想リーグ」開幕戦で、福島ユナイテッドFC(福島U)の元日本代表FW、三浦知良(58)が先発出場した。Jリーグのピッチに立つのは2021(令和3)年5月19日の浦和戦以来1725日ぶり。前半20分までプレーし、自身の持つ最年長出場記録を58歳346日に更新した。26日に59歳となる三浦は「懐かしさと新鮮味を感じた。やはりJリーグの雰囲気は素晴らしい」と振り返った。
試合前練習で三浦の名前が放送されると、場内は盛大な拍手に包まれた。寒空の中、半袖ユニホーム姿で入場。3トップの中央に入り、前線から相手選手に圧力をかけ、滑り込んでボールを奪う場面もあった。
最大の見せ場は17分だ。FW芦部晃生(24)からのパスを右サイドで受け、ボールをまたぐフェイント「シザース」を披露。代名詞の技で甲府サポーターからも歓声を浴びた。3分後にFW樋口寛規(33)と交代してベンチに退いた際にはスタンドに向けてお辞儀を繰り返し、双方の応援席からの拍手に応えた。
福島Uの寺田周平監督(50)は記者会見で「練習からカズさんにボールが集まり、周りが生きるシーンが多かった」と開幕戦に起用した意図を説明。「もっとゴール前でプレーできれば良かったが、役割は存分に全うしてくれた」と動きに一定の評価を与えた。現地で応援したコールリーダーの佐藤祥樹さん(36)=福島市=は「華麗なプレーもあったが、チームのために体を張り、泥くさく戦っていた」とねぎらった。
福島Uは次節は15日、公式戦では4年ぶりとなるJ2いわきFCとの「福島ダービー」に敵地で臨む。数々の舞台を踏んできた三浦は「ダービーはその土地ごとのプライドがある。盛り上がるように全力を尽くし、良い準備をする」と意気込んだ。

