福島のニュース
日本画の美が春の福島を彩る。「二人の巨匠、東山魁夷と千住博展」は3月5日、福島市のコラッセふくしまで開幕する。東山魁夷さんとともに日展を中心に活躍した杉山寧さん、高山辰雄さんの秀作も並ぶ。戦後と現代、それぞれの時代を代表する画家の個性が競演する。5月10日まで。
DMC
aizuの主催、県と市、福島民報社などの後援。「芸術がつむぐ、祈りと希望」をテーマに、静謐と自然を軸とした世界観が心の奥に響く作品約40点が並ぶ。
東山さんは戦後日本を代表する風景画家。1969(昭和44)年に文化勲章を受章した。透明感のある青と緑を基調とした「東山ブルー」は澄んだ空気と静けさを感じさせ、多くの人を魅了する。その風景には祈りや希望が宿ると評される。今回はDMC
aizuが所有し、半世紀ぶりに一般公開となる「風吹く浜」など13点を展示する。
千住さんは現代日本画を代表する画家で、1995(平成7)年のヴェネチア・ビエンナーレで東洋人初の名誉賞に輝いた。京都芸大教授を務めている。滝の水を荘厳に描く代表作「滝」シリーズは時間や命の本質に迫る作品群として知られ、展示会では「滝図」など13点を公開する。
ともに文化勲章受章者の杉山さんと高山さんは、深い精神性と哲学的な美で戦後日本画を代表する画家となった。東山さんとともに日展で活躍し、総称して「日展三山」と呼ばれた。2人の名品を展示する。
時間は午前9時30分から午後5時まで。会期中は無休。チケットは一般・大学生の平日が前売り券2500円(当日券2800円)、土日祝日が前売り券2800円(同3千円)、中高生は一律500円、小学生以下は無料。
チケット収益の一部は、東日本大震災から丸15年を迎える福島県の文化芸術の振興と心の復興に寄与するため、県と福島市に寄付する。展示会の詳細とチケット購入は公式ホームページで。
■開幕初日には千住さんトークイベントも
3月5日午後2時からコラッセふくしまで、展示会を監修する阪田徹さん(東京国立博物館参与)による特別講演、千住博さんのトークイベントを催す。イベント付きチケットは一般・大学生2500円。
■展示会に合わせ「公募アワード」開催
23日まで作品募集
DMC
aizuは展示会に合わせ、公募アワードを開催する。23日まで作品を募っている。
年齢は問わない。テーマは「未来へつなぐ自然、福島」で、アナログ(手書き)とデジタルの両部門を設ける。ジャンルや表現方法は自由。入賞作品は展示会場内の特設スペースで披露する。募集概要などの詳細は公式ホームページで。

