福島のニュース
福島県と県内の経済団体が昨年末に共同で実施した県内企業の価格転嫁状況調査の結果が10日公表され、回答した569企業が、コストの上昇分を価格に上乗せできた割合の平均は48.1%だった。前回調査から1.5ポイント増えたが、全国平均を5.4ポイント下回った。
福島市で同日開かれた価格転嫁の円滑化に向けた連絡会議で県が示した。直近1年間の全般的なコスト上昇分の10割を転嫁できたのは9.2%(前回調査比0.1ポイント増)、7割以上は28%(同2.3ポイント増)、3~6割は22.9%(同1.8ポイント増)、1~3割は28.2%(同0.3ポイント減)、0割は11.7%(同1.3ポイント減)だった。
業種別の転嫁率では卸売業は64.6%、小売業は54.2%だったが、宿泊業は28.2%、飲食業は29.5%にとどまった。価格転嫁が実現できた理由は複数回答で取引先の許容度の高まりが43.9%で最多。できなかった理由は複数回答で取引先や顧客離れの恐れが32.9%で最も多かった。
調査は県と県商工会議所連合会、県商工会連合会、県中小企業団体中央会が昨年10月30日から12月26日に実施した。県は調査結果を踏まえ新年度、小規模セミナーや出前講座で事業者と消費者の双方に価格転嫁について啓発する。

