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福島県白河市に春の訪れを告げる伝統行事「白河だるま市」は11日、白河市の天神町、中町、本町の目抜き通りで催された。大勢の市民や観光客が訪れ、1年の幸せを願ってさまざまな大きさのだるまを買い求めた。
白河まつり振興会の主催。白河だるまや飲食物などを扱う露店約500軒が旧奥州街道沿いの約1・5キロに並んだ。午前9時に開始の放送が流れると、県内外から訪れた来場者が街道を埋め尽くした。目印の赤いテントを張った白河だるまの直売所では、威勢の良い呼び込みの声が飛び交った。
息子家族と仙台市から訪れ、だるまを複数購入した石井澄江さん(68)は「白河だるまのファンなので来ることができて良かった。こんなに人がいるとは思わなかった」とにぎわいに驚いていた。福島市から高校受験を控える弟のために足を運んだ会社員鈴木亜紀さん(20)は「合格祈願で買った。弟の力になってくれればうれしい」と話した。
白河だるま市は江戸時代に行われた市神祭が起源とされる。白河藩主松平定信が、お抱え絵師の谷文晁に描かせた福々しい表情が特徴。福を招く鶴亀や松竹梅を表す眉やひげがあしらわれている。

