いいもの安く便利に ダイユーエイト創業 アレンザHD会長 プライベートブランド充実 買い物客「地元密着続けて」

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いいもの安く便利に ダイユーエイト創業 アレンザHD会長 プライベートブランド充実 買い物客「地元密着続けて」

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いいものをより安く便利に―。ホームセンター大手コーナン商事=大阪市=との資本業務提携を発表したアレンザホールディングス(HD)=福島市=は、長年愛されるホームセンター・ダイユーエイトの看板を維持し、福島県内に根を張り続ける。浅倉俊一会長兼最高経営責任者(CEO)は提携で強固な基盤を構築すると強調し、低価格で高品質のプライベートブランド(PB)商品の充実に意欲を見せた。買い物客は新たな挑戦を好意的に受け止めた。
「店はお客さまのライフライン。地域に根付く経営方針は変わらない」。13日に福島市で取材に応じた浅倉会長は、地域密着の姿勢を貫くと力を込めた。
両社の協業で「変わること」の一つに挙げたのが、一般的に安価なPB商品の強化だ。現在、アレンザHDのPB商品は、作業資材や園芸、日用品などを中心に1万6千点。物価高の中、幅広い品ぞろえを誇るコーナン商事と商品開発に注力し、取扱品に占めるPB商品を押し上げる。
福島市の福島黒岩店に、10年以上通うパート従業員の田代志子さん(67)は、洗剤やモップなどの日用品の他、猫の関連品や農作業の用品を購入している。商品の豊富さと手頃な価格を理由に週2回ほど足を運び、従業員の丁寧な対応にも信頼を寄せる。「今の品ぞろえやサービスを続けてほしい。プライベートブランド商品が増えるならうれしい」と期待した。
連携により両者のノウハウを共有できるのも強みになる。コーナン商事は建築職人が必要とする工具・住宅建築資材・作業用品などを扱う「コーナンPRO」、会員制総合建材店「建デポ」の知見を提供する予定。アレンザHDが各地で展開する業者向け資材販売専門店「エイトプロ」などの充実につながる。
県内で親しまれるダイユーエイト、ペットワールドアミーゴなどの屋号は継続する。ダイユーエイトは4月で創業50年を迎え、県民の生活に根付いている。福島市の製造業に勤める安斎貢司さん(31)は13日、仕事帰りに灯油を購入するため福島黒岩店に立ち寄った。利用は2週間に1回ほど。「地元密着の雰囲気を続けてほしい」と話し、身近な店としての変わらぬ存在を願った。
浅倉会長は「お店をさらに良くしていかなければならない。お客さまに役立つ店づくりが全て」と語り、県民の快適で安心な暮らしに貢献し続ける思いを示した。■ダイユーエイト・アレンザHDの変遷▼1976(昭和51)年4月
アサクラ創業。ホームセンター1号店となる「ダイユー8福島店」開店▼1977年6月
商号をアサクラからダイユーエイトに変更▼2000(平成12)年9月
ジャスダック市場上場▼2007年12月
東証1部上場▼2009年3月
リックコーポレーション(現タイム)との業務・資本提携▼2016年9月
リックコーポレーションと経営統合し、共同持ち株会社「ダイユー・リックホールディングス」設立▼2019年4月
バローホールディングス(HD)とホームセンター事業を統合し、バローHD傘下の「ホームセンターバロー」を子会社化。ダイユー・リックホールディングスを「アレンザホールディングス」に変更▼2024(令和6)年9月
ホームセンターバローのペット事業と、ペットショップを展開する「ジョーカー」を「アミーゴ」に集約