「アパホテル福島駅東」オープン 福島県会津若松、いわき、白河進出へ 地域の特色生かしたホテルに

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「アパホテル福島駅東」オープン 福島県会津若松、いわき、白河進出へ 地域の特色生かしたホテルに

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福島市の旧ホテルサンルート福島の建物を改装した「アパホテル福島駅東」は17日、開業した。現地での記念式典に出席したアパグループ(東京都)の元谷一志社長兼最高経営責任者(CEO)は福島県内未進出地域のうち会津若松、いわき、白河3市を具体的に挙げ、事業を拡大する意向を明らかにした。地元オーナーとのフランチャイズ契約による進出を想定。福島県は浜通り、中通り、会津の3地方で異なる宿泊ニーズがあるとし、地域の特色を生かしたホテル展開に意欲を示した。
県内のアパホテルは現在、福島、郡山両市に計3カ所。元谷氏は「ビジネスや観光の需要を取り切るためにも『面展開』を進めなければならない」と県内でのさらなる開業の必要性に言及した。
アパホテル福島駅東は、サンルート福島を運営してきた川口商事(福島市)とアパホテル(東京都)が昨年11月にフランチャイズ契約を結び、サンルート福島の内外装を全面改装した。客室数は83室。福島市の「まちなか立地集積支援事業」の採択を受けた。
後継者問題を抱えていた川口商事は企業の合併・買収(M&A)により昨年7月、商業関連の不動産事業などを手がけ、ホテル事業への参入を見据えていた環境開発(山形県酒田市)の完全子会社となった。国内有数のブランドを生かした誘客を目指そうとアパホテルとしての改装につなげた。
記念式典では元谷氏らが改装の経緯などを説明。テープカットし、開業を祝った。福島市の細萱英也副市長、M&Aをつないだ福島信用金庫の樋口郁雄理事長らが出席した。■アパグループ社長兼CEO
元谷一志氏に聞く
社会インフラの役割担う
アパグループの元谷一志社長兼最高経営責任者(CEO)はホテル開業を通じ、平時にも有事にも対応できる社会インフラとしての役割を担っていくと強調した。
―福島市にはJR福島駅西口に「アパホテル福島駅前」がある。新ホテルと相乗効果をどう生み出すか。
「西口は会津地方へのアクセスが良く、スキー客らの需要を取り込みたい。新ホテルは立地の近い県庁や福島競馬場を訪れる人の需要に対応していく。複数のホテル展開は団体の受け入れも容易になる。互いの施設を補完し合いたい」
―今後の進出見通しは。
「会津若松、いわき、白河の3市に開業したい。地域との共存共栄に向け、地元オーナーとのフランチャイズ契約による進出を想定している。平時にも有事にも対応できる社会インフラの一つとして、充足させていきたい」
―福島県にどんな伸びしろを感じるか。
「地域ごとにニーズが異なり、県内を回遊する人も多いのではないか。地域に根差した産品を味わうことが旅の楽しみの一つ。ホテルでも地元の名品を提供していきたい」