若者目線で古里紹介 離れて気付いた良さ冊子に 福島市出身グループ、小中学生向け市へ寄贈

  • [エリア] 福島市
若者目線で古里紹介 離れて気付いた良さ冊子に 福島市出身グループ、小中学生向け市へ寄贈

福島のニュース


「何もないのではなく、知らなかっただけ」。福島市出身の若者グループが市の魅力を伝える冊子「YOUNiiiiQ(ユニーク)」を制作し、累計で3冊になった。街歩きが楽しめる場所、まちづくりに思いを懸ける人らを特集し、若者目線で県都の魅力を伝えている。制作を統括する斎藤友希さん(30)ら制作メンバーは19日、市役所で小中学生向けに冊子を寄贈し「福島の良さに気付くきっかけになり、後に続いてほしい」と語った。
斎藤さんが市中心部で営んでいたカフェ・シェアハウスに若者が集まり、思いを一つにしたのが制作に結び付いた。進学や就職で古里を離れた後にそれぞれ福島へ戻り故郷の良さに気付いていた。「福島に希望を見いだしてもらいたい」。2022(令和4)年にウェブでの発信を始め翌年から年1冊を発行してきた。
1号は「いま、歩いてほしいまち森合」をテーマに県立美術館周辺を特集、2号は「街人」と題して中心市街地の変遷と変化に関わる人を掲載した。3号は「ぼくらの福島案内紀行」としてガイドブックの要素を持たせた。写真映えするグルメやこだわりの雑貨、木漏れ日差す街並み…。冊子を開くと歩きたくなる街の様子が目に飛び込む。まちづくりへの言葉も並ぶ。
斎藤さんと、別媒体で地域ニュースを発信する記者伊藤愉快さん(27)が取材、フリーでデザインやウェブ制作をするごしまさん(29)=本名・五島達海=が撮影やデザインを担当した。19日は、市内の小中学校など61校へ冊子を配布してほしいと佐藤秀美教育長に手渡した。
冊子はユニークのオンラインショップ、市内の一部書店で販売している。いずれも税込みで1、2号は500円、3号は千円。今秋に4号を出す予定。