IT技師の力をAIで可視化 会津大発ベンチャー モンゴルで導入 福島県会津若松市

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IT技師の力をAIで可視化 会津大発ベンチャー モンゴルで導入 福島県会津若松市

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福島県会津若松市の会津大発ベンチャーの技術が海外のIT教育を支える。会津大4年の能勢航羽さん(23)が代表を務めるITコンサルタント「StoD」は、人工知能(AI)を活用してエンジニアの技術力を可視化するシステムを開発した。今春から新モンゴル高専技術カレッジで導入し、学生の成績評価や技術向上に役立てる。
能勢さんは会津大3年時の2023(令和5)年に「StoD」を起業した。地域密着型で企業の課題を解決して業務の効率化を図る特注AIの開発を手がけてきた。
新モンゴル高専技術カレッジでは、同社が開発したプラットホーム「Gitty」を教育課程で取り入れる。GittyはAIを活用し、エンジニアの「履歴書」を自動作成する。手がけてきたプログラミングのコードの履歴を読み込み、技術力を得点化する。
能勢さんによると、モンゴルでは近年、IT教育が進む一方、実践的な技術の評価基準や標準化された採用基準などが不十分という。Gittyの活用により、技術を定量的・客観的に可視化できるとみられる。
同社は総務省の「デジタルインフラの海外展開支援事業」の地方枠に、東北で唯一採択された。昨年夏からモンゴルや韓国の教育機関などへの提案活動に取り組んできた。
両者は新モンゴル高専技術カレッジで連携協定の締結式を行い、能勢さんとツムルバタル・オユンジャルガル校長が協定書に署名した。ツムルバタル校長は「指導者が学生の成長ぶりを認識しやすく、充実した教育につながる」と期待を寄せる。能勢さんは「国や地域のIT格差を縮める第一歩にしたい」と意気込んだ。