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福島県田村市常葉町の観光施設ムシムシランドは24日までに、世界最大級の甲虫「ヘラクレスオオカブト」の羽化に同施設として初めて成功した。現段階ではオス1匹とメス6匹の計7匹。
繁殖では、オスとメスのペアを購入した上で産卵させ、施設内に設けた昆虫ラボ(実験室)内でエアコンで緻密な温度管理をしながら幼虫を育てた。約2年間の幼虫の期間を経て、さなぎとなり、昨年末に初めてメスが羽化。2月24日までには初のオスが羽化し、間もなく土から顔を出す状態となった。幼虫からさなぎになる様子は定点カメラで撮影しており、今後動画を公開する。
ヘラクレスオオカブトの成虫は、市がふるさと納税の返礼品にする予定で、将来的には放し飼いにする「ヘラクレスドーム」開設を目指す。石井大樹施設長は「各自治体などでつくる昆虫の聖地協議会や全国の昆虫好きの方々からアドバイスなどを受けて成功した。新たな魅力としてPRしたい」と話している。
ムシムシランドを運営する市常葉振興公社は、昆虫を軸に地域活性化、復興促進に取り組んでいる。2024(令和6)年の6月4日の「ムシの日」には、公社と市、福島民報社の3者が地域共働事業連携協定を結び、新たな魅力発信に取り組んでいる。

