天皇ご一家浜通りへ 4月6、7日 震災15年、復興状況視察 愛子さま初の福島県訪問

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宮内庁は25日、天皇、皇后両陛下が東日本大震災の復興状況を視察するため、4月6、7の両日、福島県を訪問されると発表した。長女愛子さまも同行する。3月25、26日には岩手県と宮城県を訪問される。被災地視察を主目的とした3県訪問は即位後初で、愛子さまは来県も含めて初めてとなる。震災、東京電力福島第1原発事故の発生から15年の節目に、犠牲者を追悼するとともに、復興に向けて歩む県民と触れ合う。
宮内庁によると、ご一家は4月6日に福島県に入り、福島第1原発が立地する双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で花を手向け、被災者と懇談する。事故の対応拠点となったJヴィレッジ(楢葉・広野町)に宿泊される。7日は富岡町のとみおかアーカイブ・ミュージアムを視察。大熊町の「学び舎[や]
ゆめの森」では被災者と懇談するほか、浪江町も訪問する。
福島県訪問に先立ち、3月25日に岩手県を訪問される。大槌町の追悼施設「鎮魂の森あえーる」で供花し、大船渡市で被災者と懇談する。26日は宮城県へ移り、南三陸町の震災伝承館「南三陸311メモリアル」を視察する。その後、石巻市の津波復興祈念公園を訪れる。
両陛下は皇太子夫妻時代に被災地をたびたび訪れた。即位後、震災10年だった2021(令和3)年は新型コロナウイルス禍で現地訪問ができず、3県の被災者とオンラインで交流した。今年は2016(平成28)年4月の熊本地震から10年の節目でもあり、秋ごろの熊本県訪問が検討されている。
天皇陛下は皇太子時代を含め、震災と原発事故発生後は4回、福島県を訪れ、被災した県民に寄り添われてきた。両陛下の福島県訪問は2019年12月、台風19号と記録的大雨による被災地のお見舞いのため本宮市を訪れて以来となる。
天皇陛下は誕生日記者会見で「災害による影響は人それぞれに異なり、年月の経過だけでは測れない重みを伴う。これからも被災地に心を寄せていきたい」と述べていた。
天皇、皇后両陛下と愛子さまの福島県訪問の発表を受け、内堀雅雄知事は「全ての県民にとって、この上ない大きな喜びであり、震災と原発事故からの復興・創生に向けて歩み続ける福島県への何よりのご支援であると受け止めております。ご来県を心から歓迎申し上げます」とする謹話を発表した。