五輪の熱狂が福島に 代表8人そろって会見 26日福島県磐梯町で全日本スノボビッグエア 金メダリスト思い語る

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五輪の熱狂が福島に 代表8人そろって会見 26日福島県磐梯町で全日本スノボビッグエア 金メダリスト思い語る

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ミラノの熱狂が福島に―。第32回全日本スキー選手権ネコマ
マウンテン大会スノーボード競技・種目ビッグエアは26日、福島県磐梯町の星野リゾート
ネコマ
マウンテン南エリアで開かれる。ミラノ・コルティナ冬季五輪男子ビッグエアで金メダルを獲得した木村葵[き]来[ら](21)=ムラサキスポーツ=、銀メダルの木俣椋真(23)=ヤマゼン=らが出場し、世界を沸かせた技で競う。メダルの量産で注目度が高まるスノーボード日本勢。国内有数の巨大ジャンプ台を整備する磐梯町から新たな戦いが始まる。■木村「やれることを実行」
25日は記者会見が行われ、ミラノ・コルティナ冬季五輪ビッグエア、スロープスタイルに出場した日本代表8人が勢ぞろいした。
日本選手団金メダル第1号となった木村は22日に帰国したばかり。中3日で戦いに挑む。「日本一を決める大会に勝てば、この先も五輪で戦える。自分のやれることをいつも通り実行したい」と全力で臨む。
茨城県出身の荻原大翔(20)=TOKIOインカラミ=は幼少期から腕を磨いてきたネコマ
マウンテンを「ホームゲレンデ」と言い切る。五輪ビッグエアは予選を1位で通過したが、決勝は12位と涙をのんだ。「育ってきた場所で全日本に出場できるのがうれしい。滑りでメダリスト全員を蹴散らす」と雪辱を誓っている。仙台市出身の鈴木萌々(18)=キララクエスト、県スキー連盟=もネコマ
マウンテンが拠点で、五輪出場前にも訪れた。「福島、東北の人にスノボの楽しさを伝えたい」と意気込んだ。
五輪ビッグエアで木村に逆転を許し、2位となった木俣。全日本への苦手意識を打ち明けながらも「次こそは葵来に勝ちたい」と強い覚悟をにじませた。スロープスタイル銀メダルの長谷川帝勝[たいが](20)=TOKIOインカラミ=は「攻めの滑りで全国制覇する」とリベンジに燃えていた。■村瀬ら競技は欠場
「やっと時代が来た」
会見には女子ビッグエア五輪覇者の村瀬心椛[ここも](21)=TOKIOインカラミ=、スロープスタイルで頂点に立った深田茉莉[まり](19)=ヤマゼン=、スロープスタイル8位の岩渕麗楽(24)=バートン=も出席した。疲労やけがなどで26日の大会は欠場するが、競技普及への思いを口にした。
村瀬は五輪後の反響の大きさを踏まえ、「やっとスノーボードの時代が来た。私たちの滑りを見て、滑りたいと思う人がもっと増えてほしい」と願った。深田は「4年後はすぐに来る。また練習を積み重ねていきたい」と先を見据えた。
岩手県出身の岩渕は高校生時代に県内を活動拠点としてきた。右膝の前十字靱[じん]帯[たい]を痛めており、再検査をして手術の日程を決めるという。「幼少期に滑ったこの場所で、再び滑る機会を楽しみにしたい」と語った。■ダイナミックなエアを目の前で
会場には10トントラック100台分超の雪を使った巨大なジャンプ台が整備された。踏み切りから着地までの飛距離を示すキッカーは19メートルで、国際大会にも引けを取らないサイズに仕上がった。長い滞空時間を利用し、高難度の4回転や5回転も狙えるという。
星野リゾート
ネコマ
マウンテン総支配人の森本剛さん(45)は「ダイナミックなビッグエアを目の前で見てほしい。全日本をネコマ恒例の大会にしたい」と話した。
25日は公開練習が行われ、選手が次々に空中技を繰り出した。来場した栃木県の大学生板垣慎之介さん(21)は「日本を熱気に包んだ五輪選手と同じスキー場で滑れてうれしい」と喜んだ。
大会会場は入場無料。主な出場選手と競技日程は【下記】の通り。26日午後2時10分から男女決勝を行う。■主な出場選手とミラノ・コルティナ冬季五輪での成績◇男子・木村葵来(ムラサキスポーツ)
ビッグエア金メダル・木俣椋真(ヤマゼン)
ビッグエア銀メダルスロープスタイル11位・長谷川帝勝(TOKIOイン
カラミ)
ビッグエア11位スロープスタイル銀メダル・荻原大翔(TOKIOインカ
ラミ)
ビッグエア12位◇女子・鈴木萌々(キララクエスト、県スキー連盟)
ビッグエア6位■26日の競技日程9時


男子1組目公開練習9時40分
男子1組目予選10時40分
男子2組目公開練習11時20分
男子2組目予選12時20分
女子公開練習13時


女子予選14時10分
男女決勝15時45分
表彰式