福島県警が熊駆除チーム運用開始 全国4番目 警察官がライフル銃使用へ

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福島県内で昨年から熊による人身被害が相次いでいることを受け、県警は警察官によるライフル銃での駆除を実施する。27日、「熊駆除対応プロジェクトチーム」の運用を始めた。チームは自治体判断で発砲可能となる「緊急銃猟」を見通せない場合などに出動し、県民の安全安心の確保につなげる。
都道府県警が同様のチームを運用するのは全国で4番目。機動隊の銃器対策部隊に所属するスナイパー2人を含む4人で構成し、2班体制を組んだ。市街地に熊が出没し、人身被害が発生するか、住民に危害が及ぶ恐れがある場合に出動。①緊急銃猟や箱わなによる駆除・捕獲ができるか不透明②猟友会員が対応できない―などの際に任務に当たる。市町村などとの協議や現場状況を踏まえ、県警本部長が発砲を許可する。
警察官によるライフル銃での熊駆除は昨年11月の改正国家公安委員会規則の施行に伴い、可能となった。県警は熊の習性や急所を把握するための研修、射撃訓練などを繰り返してきた。
県警本部生活安全企画課は「人身被害を一件でも減らしたい」としている。
県警によると、県内で昨年に発生した熊による人身被害は21件24人で、前年に比べて14件17人増えた。熊の目撃件数は1977件で過去最多だった。