楢葉小6年生、初取り組み 11日追悼式典で鎮魂の太鼓演奏 語り部の話を聞き稽古 福島県楢葉町

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楢葉小6年生、初取り組み 11日追悼式典で鎮魂の太鼓演奏 語り部の話を聞き稽古 福島県楢葉町

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福島県楢葉町は11日午後2時30分から、町内のここなら笑店街で東日本大震災の犠牲者を追悼する式典を行う。楢葉小の6年生が鎮魂の思いを込めて和太鼓を演奏する。2月24日、最後の稽古が行われ、児童は本番に向けて力を込めた。
ならは天神太鼓うしお会の創設者・高原カネ子さんが指導している。高原さんは語り部としても活動しており、昨年4月に6年生に震災の経験と復興の歩みを語った。原発事故に伴い各地に避難した子どもたちが太鼓を通じて集まり、立ち上がった経験を伝えると児童から「やってみたい」と声が上がったという。震災15年を迎える機会に初めて披露することに決まった。
震災からの復興を表現した「楢葉の風」を披露する。児童はこれまで3回稽古に励み、最終日は強弱や腕の振りについて指導を受けながら真剣な表情で和太鼓に向き合った。高原さんは「自分も回りもうれしく楽しくできるのが太鼓」と和太鼓が持つ力を伝えて激励した。
締太鼓として全体をリードする役割を担う渡部莉心さん(12)は「緊張もあるが音楽的にも心情的にも仕上がってきた」と話す。和太鼓は初めての挑戦。総合的な学習の時間の一環で震災について勉強を続けている。「震災を経験した人に、今楢葉で生きている人に、『がんばれ』と心を込めて演奏する」と決意を語った。■献花台を設置
当日午前10時から午後5時まで、同会場に献花台が設置される。(相双版)