全国高校家庭科技術検定「四冠王」達成 福島県の二本松実高3年の鈴木さん 知識や技術で社会に貢献

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全国高校家庭科技術検定「四冠王」達成 福島県の二本松実高3年の鈴木さん 知識や技術で社会に貢献

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福島県の二本松実高生活文化科3年の鈴木颯月さん(18)が今年度の全国高校家庭科技術検定で、4種目全てで1級に合格する「四冠王」を達成した。同校によると4種目合格者は二本松工高と安達東高が統合し、2023(令和5)年4月に開校して以来、初めての快挙。「努力が報われてうれしい。支えてくれた先生や同級生に感謝したい」と喜びを語った。
家庭科技術検定は「和服」「洋服」「食物調理」「保育」の4種目。それぞれ3級からあり、実技と筆記の試験に臨む。準1級以上は希望者が受け、1級の試験は毎年度、前期と後期の2回行われる。
四冠王を達成した鈴木さんは高校3年間の中で、年2回開催される検定に挑み、それぞれの種目の3級から順に合格を積み重ね、保育を除き一発合格。「高みを目指すことで自信を付け、社会に役立ちたい」との思いから全種目での1級取得を目標に掲げ、例年以上に課題や自主学習などに励んだという。4月からは本宮市の食品製造会社に就職する。「高校生活で学んだ知識や技術を生かし社会に貢献していきたい」と意欲を見せた。
指導に当たった鈴木砂代子教諭は「就職活動を並行する中で四冠を達成するのは本当に大変だったと思う。高い専門性が求められる検定に向け、空いた時間の全てを注いでいた」とこれまでの努力をたたえた。
また鈴木さんの他、同校生活文化科の3年生5人が共に、保育以外の3種目で1級に合格する「三冠王」に輝いた。三冠王となったのは、大内紗奈さん、大内真奈さん、加藤由麻さん、佐藤玲菜さん、野呂貴亜里さん。互いに励まし合いながら、試験勉強や実技の練習に励んだ。「みんなで頑張ってきた成果。学んだことを今後の進路に生かしたい」と口をそろえ、達成感をかみしめていた。(県北版)