福島のニュース
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本初戦を迎えた6日、地上波中継がないことに福島県内で戸惑いが広がった。「大谷の活躍を見たいのに」。福島民報社にも視聴方法の問い合わせが多数あった。
過去のWBCは地上波で生放送された。今回は米動画配信大手「ネットフリックス」が日本国内の独占放送権を獲得しており、契約しなければ生で観戦できない。ラジオは首都圏などの局が生放送したが県内では流れず、ラジオアプリの有料契約が必要となった。
福島市陣場町のスポーツバー「ファントム」は今大会の生放送を控える。有料の配信動画を店舗で流すと法的な問題が生じる可能性があるためだ。店主の鈴木聡一さん(47)は「お客さんも理解してくれているのでWBCの間は他の試合を放送する」と述べた。
独占放送は約半年前に発表されたが、「契約方法が分からない」などの声が改めて上がる。会津美里町の安部幸子さん(79)は「地上波で見られると思っていたが、今回はニュースで結果を確認する。見たい人が課金して見る時代なのは分かるが、多くの人と同時に応援できないのは寂しい」と話した。
有料動画配信を契約した自宅で観戦を楽しむ動きも見られた。福島市役所職員の河野圭俊さん(25)は、午後7時から自宅で台湾戦を観戦した。約1年前にネットフリックスと契約しており、「2連覇に向けて躍動する侍ジャパンを見届けたい」と期待を込めた。

