英国で復興支援公演 教会に祈りの歌声 震災15年 記憶と教訓をつなぐ

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英国で復興支援公演 教会に祈りの歌声 震災15年 記憶と教訓をつなぐ

福島のニュース


東日本大震災発生から15年に合わせたメモリアルイベント「Echoes
of
Hope―3・11がつなぐ世界の祈り」は6日、ロンドン中心部のセント・ジェームズ教会で開かれた。朗読劇やオーケストラ演奏、歌唱を通して震災の記憶と教訓を未来につなぎ、祈りと平和への思いを届けた。
現地を拠点に復興支援に取り組む歌手・鈴木ナオミさんが中心となって企画した。朗読劇は震災で姉を亡くした少女が希望ある未来に向かって歩む姿を描いた物語「糸電話」。ピアノ伴奏とともに語られた。劇中に響くサイレンは当時の記憶を呼び起こすように教会内に広がった。鈴木さんは上演後「どんなに悲しい出来事があっても、人はいつか立ち上がり前に進むことができる」と語った。
オーケストラは「ハウルの動く城」のテーマ曲など日本人に親しまれてきた楽曲を演奏。鈴木さんが「いのちの歌」を情感豊かに力強く歌い上げた。チェルシーの日本人学校で学ぶ子どもらが登場し、東北の100人以上の被災者が思いを詠んだ句を基にした「Our
Song」や「花は咲く」などを合唱した。
復興のために尽力した在英福島県人会ロンドンしゃくなげ会初代会長の故満山喜郎さん(白河市大信出身)の足跡を紹介する映像が上映された。英国政財界や日本大使館の関係者らも来場して追悼の意を表した。
鈴木さんは「被災した子どもたちが20歳になるまで支援を続けたい」と強い意欲を示し「つながり、伝え合うことの大切さを音楽を通して感じてもらいたい」と語った。現地で佐藤類さんがイベントの様子をまとめ、鈴木さんが福島民報社に伝えた。