福島のニュース
測定機器などのプラスチック部品を製造する福島県鏡石町の福島三洋プラスチック工業は猪苗代湖畔に自生するイネ科の多年草・ヨシを原料にバイオマスプラスチックのしおりを製作した。放置すると景観や水質の悪化につながるヨシの新たな使い道として考案した。
福島デスティネーションキャンペーン(DC)の開催に合わせ、製品化を進めている。自然環境に配慮した商品としてDC期間中、県内を訪れたインバウンド(訪日客)に購入してもらうことを想定している。
原料は猪苗代湖北岸で伐採したヨシ。いわき市の企業がプラスチックのもととなるチップを製造する。絵柄の印刷は須賀川市の企業が手がける。
現在、しおりの表側に郡山市の観光地の写真、裏側に日本でのマナーなどを紹介するサイトへつながるQRコードを印字した「郡山市観光御守」の商品化を検討している。
商品企画を立ち上げた丸本孝太郎さんは「廃棄されるヨシを使うことで循環型社会の実現につなげたい。DCに県内企業の技術を広めたい」と意気込んでいる。しおりを活用した商品開発の依頼を受け付けている。問い合わせは同社へ。(県南版)

