【震災・原発事故15年】津波被害受けた福島県双葉町の中野地区 慰霊碑を除幕 復興への思い新た

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【震災・原発事故15年】津波被害受けた福島県双葉町の中野地区 慰霊碑を除幕 復興への思い新た

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福島県双葉町の東日本大震災慰霊碑除幕式は、津波被害を受けた中野地区で行われた。遺族や町関係者が犠牲者を追悼し、復興への思いを新たにした。
遺族7人を含む約50人が出席し、伊沢史朗町長や岩本久人町議会議長、高倉伊助浜野行政区長が除幕した。慰霊碑の前に設けられた献花台に花を手向けた。伊沢町長は式辞で「町の復興は始まったばかりだが、多数の企業が立地し、県復興祈念公園も整備されている。未来に誇れる町をつくっていく」と述べた。
津波で祖父を亡くした古室順子さん(65)は「多くの人が亡くなった場所に慰霊碑が建つことは、どうしても災害を思い出してしまうのでつらい部分もあるが、町が建立してくれた、その気持ちはうれしい」と複雑な心境を口にした。
慰霊碑は縦1・5メートル、横2・3メートル、台座は50センチの黒御影石。地震や津波で犠牲になった21人の名前を刻んだ。原発事故に伴う除染土の中間貯蔵施設がある細谷地区から、彼岸花を慰霊碑の周囲に移植する予定。
町民からの「住まいの近くで追悼したい」という要望を受け、国道6号沿いに建つ現在の慰霊碑に替わって建てられた。旧慰霊碑は供養した後に撤去される。