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東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生から15年となった11日、福島県郡山市のJR郡山駅西口駅前広場でキャンドルや灯籠がともされた。市民らが犠牲者を悼むとともに、未来に向けて復興への思いを新たにした。
県県中地方振興局の追悼復興祈念行事「キャンドルナイト」と郡山女子大短期大学部の「復興の灯火(ともしび)プロジェクト」を同時開催した。キャンドル約600個、市内中田町伝統の「海老根和紙」を用いた灯籠約360個に灯をともした。
市内の小中学生、高校の美術部や書道部の生徒、災害公営住宅の住民らが復興への思いやイラストを灯籠に書き入れた。キャンドルホルダーには来場者からメッセージが寄せられた。
点灯に先立ち、郡山女子大短期大学部幼児教育学科の学生が復興支援ソング「花は咲く」を合唱した。貝羽敦司局長が「震災の記憶と復興への思いを未来につなぐ1日にしてほしい」と述べ、椎根健雄市長が「震災を風化させず、思いを分かち合いたい」と語った。関口修郡山開成学園理事長は「一人一人の思いを灯にともし、新たな力に変えてほしい」と呼びかけた。
市民らは寒風が吹き付ける会場で、キャンドルや灯籠が放つ温かな光に見入っていた。

