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福島県双葉町がJR双葉駅東口の町立体育館跡地に整備した商業施設は14日、オープンした。飲食店3店舗が入る。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後、駅前に飲食店ができるのは初めて。町の復興に向けて課題となっている生活環境の改善や、にぎわい創出が期待される。現地で記念式典が行われた。
入居するのは「串と鉄板だるま」(営業時間午前11時~午後9時、日曜・祝日休み)、「CAFE
FUTABA」(同午前11時30分~午後9時、月曜休み)、「居酒屋こんどこそ双葉店」(同午前10時~午後3時、午後5時~午後9時、日曜・水曜休み)の3店舗。
約1370平方メートルの敷地に鉄骨平屋の3店舗が連なる。来店者や住民らが交流できるよう敷地内に広場を設けた。町は今後、必要に応じて隣接地に商業施設の拡充を検討する。
記念式典では伊沢史朗町長が「町に新しい芽が育ち、成長していく姿が見えるよう、今後も復興を進めていく」とあいさつした。坂本竜太郎衆院議員(自民、福島県4区)、森雅子参院議員(福島県選挙区)、岩本久人町議会議長らが祝辞を述べた。関係者がテープカットし、施設の誕生を祝った。
式典終了後、各店舗に次々と町民らが訪れた。町内に住む無職国分信一さん(76)は「生活の利便性が高まる。町がにぎわいを取り戻してくれたらうれしい」と話した。
今回オープンした商業施設の愛称は「MEMEGURU
FUTABA(めめぐる
ふたば)」に決まった。記念式典の席上、伊沢史朗町長が発表した。
芽が出るの方言「めめぐる」と、飲食の「グルメ」を掛け合わせた。「多くの人々が町を巡り、芽が出る未来を想像してほしい」との願いが込められている。

