福島のニュース
落語家の三遊亭円左衛門さん(64)は今年、東京都から福島県白河市に移住した。一軒家を借りて落語道場を開き、地域に笑いを届ける人材を育てたいと意欲に燃えている。円左衛門さんは静岡県浜松市出身。大学を中退して5代目三遊亭円楽師匠に入門し、1991(平成3)年に真打ちに昇進した。おはこは「時そば」「初天神」。東京・新橋で催した円楽一門の寄席で白河市の経済人と知り合い、約30年前から市内で寄席を開いてきた。知人が増えた白河への思いが強まり昨年末に移住を決めた。1月末に引っ越した。「全国に寄席百軒」という目標をかねて立てており、白河を拠点にして全国各地で寄席を開く考えだ。都内で「やねせん亭」、千葉県船橋市で「ふなっこ寄席」を立ち上げた実績がある。8日は移住後初の高座を西郷村の下新田コミュニティセンターで開いた。「巌流島」や「らくだ」を披露して笑いを誘った。市内道場小路の一軒家を借り、落語道場を開く構想を温める。白河で後進を育成したいと願う。21日に市内で催される南湖フェスティバルでは総合司会を務める。「白河は文化を受け入れる許容度があると感じる。落語という、すてきな文化を多くの方に楽しんでもらいたい」と話している。【写真】移住後初の高座を務める円左衛門さん

