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福島県郡山市の歴史研究家庄司一幸さんは、元庄内藩士で福島中学校(現安積高)の教師をした犬塚又兵に関する本「犬塚又兵、弥生土器柏山遺跡を発掘する」を自費出版した。庄司さんは18日、安積高を訪れ、著書を贈った。犬塚は福島中学の開校翌年の1885(明治18)年9月から福島中学と福島県尋常師範学校で図画と習字を教えた。教え子に世界的歴史学者の朝河貫一らがいる。発掘調査にも取り組み、県内考古学の草分けとされる。1889年に旧桑野村に古器物研究会を創設し、1894年に柏山遺跡(現大槻町)で縄文土器とは異なる土器を見つけた。この発見を契機に弥生土器と縄文土器が区別されるようになったとする功績を紹介している。著書は安積高、同窓会の安積桑野会、安積歴史博物館に贈られた。庄司さんが森下陽一郎校長、安積桑野会の笠間善裕会長、安積歴史博物館の安孫子健一代表理事、橋本文典館長に託し、「(安積高の創立)140周年を記念してまとめた。多くの人に知ってもらいたい」と話した。◇◇庄司さんによる犬塚又兵の講演会は29日午前9時30分から、市中央公民館で開く。参加費500円。【写真】森下校長(中央)に著書を贈る庄司さん(右隣)ら

