児童が「ヘアドネ」に挑戦 福島県郡山市の五十嵐舜太さん(薫小6年) 4年間髪を伸ばす 「病気の子に元気を」

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児童が「ヘアドネ」に挑戦 福島県郡山市の五十嵐舜太さん(薫小6年) 4年間髪を伸ばす 「病気の子に元気を」

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福島県郡山市の五十嵐舜太さん(12)=薫小6年=は約4年間髪を伸ばし続け、市内の美容室周で19日、ヘアドネーションに臨んだ。温泉などで周囲の視線を集める苦労も体験した。「自分の取り組みで、病気の子の気持ちが元気になればうれしい」と語っている。髪の毛を伸ばしてみたい思いは元々あったが、「男の子が長髪にしたらからかわれるのでは」と、ためらっていた。母治美さん(37)からヘアドネーションについて教わり髪を伸ばそうと決めた。寄付の条件となる長さ31センチ以上を目指した。温泉や公衆トイレに入ると、居合わせた人の目が髪型に向けられる思いもした。女の子と間違えられ、「ここは男子トイレだよ」と指摘されたことも。後ろで一つに縛っていたが、夏場は暑さが増したし、運動中は邪魔になった。諦めそうになる時期もあったが、治美さんに励まされながら乗り切り、腰の辺りまで伸ばした。19日は美容室に駆け付けた治美さん、祖母洋子さん(71)が順にはさみを入れ、55センチほど切った。散髪を終えた五十嵐さんは「頭が軽くなり、すっきりした」と満足し「髪型や性別に関係なく、差別のない世界になってほしい」と願った。治美さんは「くじけそうになりながらも最後までやり通す良い経験ができたと思う」とわが子の頑張りをたたえ、「『男性は髪が短いもの』という固定概念を和らげる一助になってほしい」と語った。【写真】散髪を終え、「すっきりした」と満足した様子の五十嵐さん。髪型や性別は関係なく、差別のない世界を願っている