福島のニュース
福島市のJR福島駅前で4月4日に催される「ハルフェス」は県立美術館で開催中の「大ゴッホ展」との連携を前面に打ち出す。展示会を誘客の好機と捉え、代表作「夜のカフェテラス」の雰囲気を味わえる一角を設ける。飲食店が考えた彩り豊かな「ゴッホ飯」もそろえ、観覧客に周辺の散策を促す。タクシー業界は美術館と見頃を迎えた花見山を結ぶ定額運行を展開して自然美にいざなう。大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」期間最初の週末、来訪者を芸術と花々が織りなす今春ならではの県都の魅力でもてなす。ハルフェスは駅前通りを歩行者天国とし、ゴッホ飯や手芸品などを扱うブースが軒を連ねる。目玉の「昼のカフェテラス」関連企画では通り沿いのAXCビル前にサンシェードを設置。いすやテーブルを置き、作品にちなんだスイーツを提供する。花見山の旬の切り花の展示、贈呈もある。実行委員会に参画している市商店街連合会長の小河日出男さんは「ゴッホの世界観と春の訪れを満喫してほしい」と大勢の来場を心待ちにしている。25日に大ゴッホ展を訪れた神奈川県の会社員松田光史さん(34)は「地元と連携したイベントがあれば観光をより楽しめる」と関心を示した。福島地区タクシー協同組合は本格的な開花時期に入る花見山を観覧者に楽しんでもらおうと、福島駅と県立美術館、花見山を結ぶ、割安な定額運行を5月の大型連休まで展開中だ。市によると、花見山の昨春の来場者は約7万7千人。前回、ふくしまDCが催された10年前の3分の1ほどにとどまった。今春はゴッホ展効果などを見込んで8万人の入り込みを目指す。花見山観光振興協議会長の宮川千治さん(81)は「来訪者の満足度を高め、リピーターを増やしたい」と相乗効果に期待を寄せる。

