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日本芸術院は26日、優れた芸術活動を表彰する2025(令和7)年度日本芸術院賞に、会津坂下町出身の洋画家・玉川信一さん(72)を選んだと発表した。受賞対象は絵画作品「堕ちる夜」。本県関係者の受賞は2020(令和2)年度にいわき市出身の指揮者・作曲家の小林研一郎さんが受けて以来、5年ぶり7人目。玉川さんは福島高、東京教育大(現筑波大)教育学部、東京教育大大学院教育学研究科修了。筑波大付属ろう学校高等部教諭などを経て、1985(昭和60)年に筑波大芸術学系に講師として着任。洋画分野における教育・研究の進展に尽力し、同大執行役員、副学長を歴任。現在は筑波大名誉教授を務めている。この他、美術団体の二紀会事務局長、教育美術振興会理事などの要職に就いている。「堕ちる夜」は「作家の現在が明確に反映された作品」と評された。1977年に二紀展二紀賞、1985年に昭和会展昭和会賞、安井賞展佳作賞、2004(平成16)年に紺綬褒章、2008年に二紀展文部科学大臣賞、2022年に二紀展内閣総理大臣賞を受賞した。玉川さんの作品は国立国際美術館、県立美術館、いわき市立美術館、喜多方市美術館などに収蔵されている。「まさか自分の作品が選ばれるとは思わなかった。認めていただけて光栄に思う。今後も誠実に作品制作していく」と語った。過去の本県関係の受賞者は次の通り。▽昭和21年度=彫刻家・橋本朝秀(二本松市出身)▽昭和40年度=作家・中山義秀(白河市出身)▽昭和47年度=日本画家・大山忠作(二本松市出身)▽昭和53年度=彫刻家・三坂耿一郎(郡山市出身)▽平成10年度=作曲家・湯浅譲二(郡山市出身)▽令和2年度=指揮者、作曲家・小林研一郎(いわき市出身)

