福島のニュース
福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)の山崎光悦理事長は福島民報社のインタビューに答え、エフレイの組織体制強化に向けて研究グループ(ユニット)をさらに増やしていく考えを示した。―1日から4年目に入った。「3年目の1年間は研究者の確保に取り組んだ。1日時点で18のユニットが立ち上がっている。研究者だけで100人を超え、役職員を合わせると200人を上回り、昨年4月から50人ほど増えた。国内外の研究機関や大学との連携協定も増やしている。2025(令和7)年度は兵庫県立大など合計4件の連携協定を締結し、全体で23件となった。実質的な研究協力や人材育成ができるところと進めている。2026年度は海外との提携を検討している。4年目は研究開発のユニットを25までさらに増やしたい。ユニットの数だけでなく中身も充実させる」―南相馬市の福島ロボットテストフィールド(ロボテス)がエフレイに統合され1日で1年が経過した。「ロボットやドローンの実証実験を行うことができる世界的に見ても貴重なフィールドだ。本施設よりも早くロボテス内に実証準備棟を整備する予定だ。昨年10月にはロボテスでワールドロボットサミット(WRS)を開催した。日本を含め8の国と地域から合計34チームが参加し、災害対応、インフラ点検、性能評価などの競技を実施した。技術向上だけでなく地元と一体となって開催したという点でも意義があった。可能であれば数年後の次回開催を目指し調整したい」―昨年の大阪・関西万博に出展した。「現実と仮想空間を組み合わせたXR(クロスリアリティー)技術を活用した最先端の展示を披露し、〝創造的復興〟を成し遂げた未来の浜通りの街や研究室、森林などをイメージし、視覚や聴覚だけでなく触覚、嗅覚も刺激して体験できる内容とした。1週間で1万人を超える来場者があり、関心の高さに驚いた」―国内外の研究者をどう集めるか。「外国籍の研究者は全体の約1割の十数人いる。将来的に3割を目標にしており、会議を英語で行うなど国際化を進める必要がある。研究者の家族が定着してもらうための環境整備には地域のサポートが不可欠だ。周辺の自治体には機会ある度に要望している」

