磐城平藩第5代藩主 幕末期に江戸幕府の老中 安藤信正の大河ドラマ化目指す 福島県いわき市が機運醸成へ

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磐城平藩第5代藩主 幕末期に江戸幕府の老中 安藤信正の大河ドラマ化目指す 福島県いわき市が機運醸成へ

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福島県いわき市は磐城平藩第5代藩主で幕末期に江戸幕府の老中を務めた安藤信正(1819~1871年)のNHK大河ドラマ化を目指す運動を始める。31日、発起人大会の初会合が市役所で開かれた。新年度に経済や観光、文化団体などで実行委員会を組織し、NHKへの要請や地元の機運醸成に向けたPRに取り組む。「磐城平城しろあと公園」が4月11日、本丸跡にオープンする。城主を務めた安藤家への関心が高まるタイミングで、幕末の動乱期を生きた信正を取り上げるよう、ドラマ化運動を展開し、観光誘客などにつなげる。初会合では、発案者で発起人会代表の岩城光英氏(元法相、元いわき市長)が「ドラマ化の運動を通じて子どもたちに古里へ誇りと愛着を持ってもらうことにつなげていきたい」、内田広之市長は「日本外交を担った逸材がいわきにいたことを伝えていきたい」とあいさつした。出席者は市内の機運醸成やドラマ化に向けた活動の方向性について語り合い、「信正公の生涯を題材にした漫画を市内の学校に配布してはどうか」「『八重の桜』の舞台となった会津若松市から学ぶ機会をつくってみては」といった意見が出た。※安藤信正1819(文政2)年に生まれ、寺社奉行や若年寄などを歴任後、1860(万延元)年に40歳で老中に就任した。第14代将軍の徳川家茂と孝明天皇の妹・和宮の結婚など公武合体の推進や開国を巡る外交交渉に尽力。1962年に尊王攘夷派の水戸浪士に襲撃を受けた「坂下門外の変」で負傷し、老中辞職・隠居に追い込まれた。藩政では学問を奨励して教育の土台を築いた他、戊辰戦争で幕府側に立った藩を実質的に指揮した。1871(明治4)年に死去した。