通所給付費不正受給で処分 福島県いわき市の障害児施設、既に閉鎖

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いわき市は31日、障害児通所給付費を不正に受給したとして、市内の会社「菅谷」(菅谷陽一代表取締役)が運営する「放課後等デイサービスステップワン」の泉校と湯本校への行政処分を行ったと発表した。泉校は事業指定の取り消し、湯本校は事業指定の一部効力を3カ月間停止とした。処分は30日付で、効力発生は4月1日。市によると、泉校は2020(令和2)年10月から4年5カ月間、常勤の児童発達支援管理責任者を配置せず、市に報告しないまま障害児通所給付費を不正に請求・受領していた。湯本校は2024年9月から半年間、児童指導員らの必要とする人数を満たしていない日があるにもかかわらず、同給付費を請求・受領していた。不正受給額は泉校が6200万円、湯本校が500万円。市は不正に受けた給付費と加算金1100万円の計7800万円の返還を求める。2024年11月ごろに匿名の通報が市にあり、昨年2月からの監査で不正が発覚した。同社は2月20日に泉、湯本両校の廃止届を提出し、31日付で施設を閉鎖した。両校の利用者計56人は他の施設へ移るなどした。市によると、同社は「リモートワークで勤務していたので違反ではなかったのではないか」と弁明しているという。市は昨年10月、同じ理由で児童発達支援放課後等デイサービス事業者を行政処分している。再発防止策として、新規参入法人が運営する事業所に運営指導などを行うとしている。