ふくしまDC開幕 待ってました 「また来て。」割 人気 県内宿泊施設に申し込み続々

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ふくしまDC開幕 待ってました 「また来て。」割 人気 県内宿泊施設に申し込み続々

福島のニュース

県や県内各市町村、JR東日本、観光団体などが協力し、展開する大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」は1日、開幕した。旅行需要を喚起する県の宿泊費割引「また来て。」割の受け付けも開始。各地の旅館やホテルに初日から申し込みが相次ぎ、滑り出しの好調さをうかがわせた。期間は6月末までの3カ月間。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興へ歩む本県の魅力を発信し、国内外からの誘客を目指す。「また来て。」割は8千円以上の宿泊に対し、1人1泊当たり3千円を割り引く事業。会津若松市で旅館を営むくつろぎ宿には1日、割引を活用した約100件の予約が入った。予約件数は平年の同時期の3倍ほどに達した。週末の人気が高く、平日も順調に客室が埋まっているという。猪苗代町のホテルリステル猪苗代ウイングタワーは夕方までに約40件を受け付けた。普段の水曜の倍に当たる。福島市の飯坂ホテルジュラクも割引を利用した予約が100件を超えた。相馬市の亀屋旅館には午前10時の受け付け開始直後にインターネットで予約を受けた。若旦那の久田浩之さんは「開始を『待っていました』という気持ちが伝わり、ありがたい」と早速の引き合いを喜んだ。「松川浦の知名度を高めるために、重要な時期になる」ともてなしの充実に向けて意気込んだ。県旅館ホテル生活衛生同業組合の木村泰司事務局長は加盟社への聞き取りなどを通した感触として「初日としてはかなり好調な出足だ」と手応えを口にした。栃木県で震度5弱を観測する地震が起きた影響も懸念されたが、交通網への大きな支障はなかった。宿泊業界は一般に、5月の大型連休が明けると「閑散期」に入る。県は3カ月間に及ぶDC期間の入り込みを押し上げようと、「また来て。」割の第1期を重ねた。第1期は5月11日宿泊分~6月30日宿泊分を対象としている。1日は開幕を告げるキックオフミーティングが福島市のJR福島駅東口駅前広場で催され、関係者約100人が一堂に会した。関係機関でつくる、ふくしまDC実行委員会で会長を務める内堀雅雄知事が「伝統や祭り、食、酒、頑張っている県民などは全て本県の宝だ」と強調。「福島に来て、見て、食べて福島の魅力を楽しみ、〝しあわせの風〟を笑顔で感じてほしい」と呼びかけた。JR東の静徹也福島駅長は「さまざまな企画を通し、各エリアの魅力を存分に発信する。3カ月間を全力で走り抜ける」と誓った。