福島のニュース
2月27日に96歳で死去した、国立歴史民俗博物館名誉教授小島美子さん(福島市出身)の弟子に当たる沖縄県立芸術大名誉教授の金城厚さん(72)=民族音楽学=は3月26日、小島さんの研究資料が搬入された福島市の旧中野幼稚園を訪れ、資料の状況を視察した。資料の貴重さを改めて指摘し、後世へ受け継がれるよう願った。小島さんが専門とした日本音楽史や民俗音楽に関する書籍や雑誌、音楽や芸能を記録したテープなどが大量にあり、歴史関係者や地元のボランティアが整理作業を続けている。金城さんは特に民俗芸能伝承者の声を収めたテープに着目し「今は聞けなくなった関係者の声を聞ける可能性があり、研究や伝承に役立つはず」と語った。資料がデータベース化され全国から検索できるようになることも期待した。小島さんは民謡やわらべ歌の調査、日本音楽の史学的研究、日本民俗音楽学会設立に尽力し、研究の過程で集めた資料を後世に役立ててほしいと古里に移していた。【写真】小島さんの研究資料を視察する金城さん

